シンガポールに拠点を置く暗号資産取引所Phemexは、セキュリティ企業Cyversによって特定されたホットウォレットの不審な取引を調査中で、ビットコインやイーサリアムなどの資産が影響を受けました。3700万ドル以上の資産が複数のチェーンで報告されています。

Phemexは今回の事件を受け、出金を一時停止していますが、コールドウォレットは安全であるとしています。Cyversは125以上の不審な取引を指摘し、異なるチェーンの新しいウォレットに資金が移動したと報告。

Phemexは、市場取引量が1日1億7700万ドルを超え、月間で100万以上のトラフィックを持つ主要取引所です。取引所は混乱をお詫びし、補償プランの発表を準備中。

暗号資産市場全体では、セキュリティの課題が増しており、ハッキングによる損失が2024年には21.5億ドルに達すると予想されています。